。。。 1percent 。。。


        1percentの見込みが無くても

        自然には関係ない

        辿り着いた大地に生命を芽吹かせる


        燃え盛る木々の中を鳥たちは

        逃げ惑うけれど

        本当に逃げたければ空へ帰るはず


        今 あなたの中にある想いを

        捨ててしまわないで

        大切なものだとあなた自身わかっている

        たとえ1percentの可能性もなくても

        大地に芽吹く あの緑のように

        強く 強く 強く

        その想いを 育てて


        僕もその隣に 強い芽を植えるから

        あなたを守るために





      。。。星ひとつ分の 重さになりました。。。


        切ないほどに

        あなたが願ってた想い

        星ひとつ分の 重さになりました

        おめでとう!

        今夜 あなたの星が流れます

        願いを叶えるために


        そして

        今夜からも 変わらず

        願い続けてくださいね

        地上に着いた星が やがて

        芽を出し 育ち始めます

        あなたの 願いが形になって

        空に届くでしょう

        雨の後の 虹のように





        。。。 虹 。。。


        虹をさがして 歩く必要はないよ

        時が来れば 訪れる

        まるで夢のように 目の前にあらわれる

        待ち続けている毎日を ぼくとふたりで

        次々と訪れる今日を 新しい気持ちで

        過ごしていこう


        いつも あなたは あなたを大切にして

        そう 僕も あなたを大切にしていくから

        そして あなたの 心の中に

        もしかしたら 僕が虹を かけられるといいね



        今年一年がよい年となりますように

        願いを込めて。


        毎日 新しい気持ちで

        あなた自身を大切に。





        。。。 あなたのために 。。。


        きっと たくさんのことは出来ないけれど

        また 会いたい時にいてくれないって

        言われてしまうかも 知れないけど


        その時に出来る事よりも

        ほんの少しでも多く

        あなたのために何かが出来るように


        あなたの部屋に流れる誰かの歌のように

        あなたのそばで開く小さな花のように

        ふと見上げた空で瞬く 星のように


        あなたのための僕で あるように





       。。。 僕たちの恋の始まり 。。。


        空で光る 小さな星に照準を合わせて

        天体望遠鏡を覗き込む

        無数の星の中から どんな風にして

        君を選んだのかは 僕にも不明


        微妙に変わる光の周期

        時折り見せるきらめきが

        ただ なんとなく気になって


        で、

        天体望遠鏡を覗き込んでいたら

        僕と同じように

        こっちを見てる君と目が合ってしまった

        ような気がした


        それが 僕たちの恋のはじまり





        。。。 きれいな朝 。。。


        きれいな朝だね

        もうすぐ 日が昇る


        明けかけた空は 少し濃いい青色で

        今日も一日 きっといい天気


        ホウキ片手の僕の前を

        猫が横切る



        「 おはよ! 」

        かけた言葉に

        彼も立ち止まった

        ちょこっと すわって こっちを見てる


        うん ホントにいい一日になりそうだ





         。。。 ないもの ねだり 。。。


        “何もいらない”と あなたは言う

        “何もいらない”と 僕も思う


        でも あなたには

         “できる限りのものをあげたい”と思う


        僕がそう言うと あなたは

        “ふふっ”と 微笑んだ


        ぐるぐるまわる

        僕たちは 幸せな

           “ないものねだり”だね





        。。。 小さな花屋の店先に 。。。


        通りの角の花屋さん

        小さな店先に たくさんの花を咲かせて

        道行く人々は

        寒さに身をひそめながら

        でも みんな笑顔だね


        2003年11月23日 日曜日

        もう一ヶ月で クリスマス

        店先に 赤やピンクの花を咲かせて

        ポインセチアが季節の訪れ告げてる

        シックなクリスマスカラーをまとった

        ゴールデンクレスト

        星のオーナメントが 冷たい風にゆれる


        今年もよい日になりますように

        君の暖かさを左手に感じながら

        そんな風に 思った





       。。。ささやいて ささやいて。。。


        ささやいて ささやいて

        君に 愛してると ささやいて


        “あなたの愛する わたし”

        君が自分のことを

        そんな風に 呼べるように


        僕に愛されていること

        ほんの少しも

        疑う余地のないくらいに


        僕の心が間違いなく

        伝わるくらい

        力強く 抱きしめるよ



        “あなたの愛する わたし”

        君が自分のことを

        そんな風に 呼べるように





       。。。 さよなら さんかく 。。。


        たくさんの思いを詰め込んで

        わかれ そして また出会う

        忘れないよ

        あなたが くれた想い

        微笑みも 涙も

        みんな大切に こころに刻んで


        さよなら さんかく また来て しかく

        こころに 残っていくものは

        まあるい 気持ちであるように


        このドアを出た あなたは

        どうか 笑顔でありますように





       。。。 color 。。。


        僕の色

        チューブから絞りだして

        パレットの上で

        たくさんの色を 作ってきたつもりだった

        描き上げてきた絵にも 満足していた


        そこへ突然 舞い込んできた 君の色

        不思議なくらい

        僕の心を動かせる


        透明の たくさんの風を重ねたら

        空の色が出来るように

        すくい上げたら 透明な水が

        海の色を作るように

        君と僕のまわりの空気が

        重なって 深い色を織りなしていく





       。。。ぼくも そのひとりです。。。


        この星の総ての人が

        必要としている訳では無い

        でも

        たとえ 一部だとしても 必要としている人がいる

        その事を いつも 忘れないように


        あなたのことを とても必要としている

        ぼくも そのひとりです





        。。。 里帰り 。。。


        久しぶりに 帰る町は

        懐かしい笑顔で

        でも 何故かひとまわり

        小さくなったように映るね

        昔恋した あの娘の家から

        危なげなバイエル聞こえてくる

        時おり 半テンポ遅れて

        何か探しものでも するみたいに

        何気ないフリで里帰り そんな季節


        晩御飯は何が食べたい?

        そんな あなたの声を受話器越しに聞きながら

        ふと思い出したのは

        台所に立つうしろ姿

        帰ってくるのに 理由なんていらないと

        いつも電話で 言ってくれるけど

        何かないと 帰れない

        でも 訳もなく帰ってきたフリをして


        何年振りかに 上るこの坂

        こんなに急だったろうか?

        背中に沈む夕日

        自分の影に手を引かれるように たどる道


        すこし ほんのすこし

        あなたのもとで 休ませてもらったら


        すこし あとすこし

        あの角を曲がれば きっとあなたが立ってる

        いつも そうなんだ

        ずっと いつも そこで僕のことを

        あなたは 待っていてくれるかのように





       。。。 月の魚 。。。


        月の下を 泳ぐ 魚

        月の影を 壊さないように

        ゆっくりと泳ぐ


        身体の表面を滑る 水は

        月の雫を含んで

        蒼く輝いて見える


        少しの間 眼を閉じていよう

        月の影が 心に映るように


        ゆっくりと ゆっくりと





       。。。 月の小舟 。。。


        幾千万の 星を抜けて

        月の小舟は あなたのもとへ


        神様の眼にも とまるよう

            あふれる想いを 星屑のよに

        その夜空に 撒き散らし

            想いの深さを きらめきにして


        月の小舟は あなたのもとへ

        三つの星の話の続き

        新しい神話を 創るために





      。。。 旅の空の君に 。。。


        夜空に向かい 君を想う

        君は今 旅の空の下

        あまりに遠い距離に

        僕にとっては 一万光年も彼方 せめて

        星のきらめきに 君を祈ろう


        今 この電話の向こう側に 君はいない

        君は今 旅の空の下

        あまりに長い沈黙に

        まるでここは 海底に沈む神殿のようだ せめて

        鮫に身を変えても 君を守ろう


        君が夢を携えて 無事に帰ってくること

        それだけを 祈ってる


        真夜中の12時に 印をつけて

        小さな安息のため息を

        今夜ひとつめの寝息に変えよう


        かならず 君の旅が叶うよう

             君の無事を 夜空に祈りながら





        。。。ロイヤルミルクティと魔法。。。


        大切な時間を 一緒に過ごすために

        一緒に飲もうって

        ティーカップ2杯分と少しのミルク

        紅茶をスプーンで4杯


        温まったら 火を弱めて

        焦げないように

        君は ミルクパンを揺らす

        時折 僕のこと振り返り

        洗い物が大変なのって

        言いながら

        君は魔法をかける

        美味しくなるようにと


        時間は流れていくね

        君といない時でも

        一日中君のこと

        考えることはできないけど

        ふとした時に 想う 君のことを

        それは たまに 君が作った

        ロイヤルミルクティの味だったりするから

        僕も君に魔法 かけられているのかもね





        。。。 ボクの雨の夜に 。。。


        雨の日の夜にキツネさんに会った。

        少しお話した後で 彼は尋ねた。


        「キミの大切なものって?」


        ホントは それを訊くために

        彼は何日も前から ボクのことを待っていたのだろう。


        ボクは銀河の果てまで 見廻して

        でも、こう答えた。


        「思いつかない。。。もう、、ないのかも知れない。。。」


        彼は 枯葉を一枚拾い上げると

        それを 弾きはじめた。

        心にしみる その音色は

        いつの間にか上がった 雨の匂いの残る星空に響いていく

        ボクの心にも。。。


        なくしてしまったもの それでも大切なものだと呼べるのだろうか?


        でも 彼の弾く この音色のように

        この心の中に確かに残っていることに 気が付いた。





        。。。 ボクたちの記憶 。。。


        もしもここが 違う場所で

        もしもキミが 違う人で

        ボクがボクで なくても


        きっと 二人は どこかで出会う


        織り成す時の流れの中で

        こうして 出会ったのは

        きっと 初めてじゃないね


        キミの この温もりを 憶えてる

        とても なつかしい





        。。。 耳を澄ませて 。。。


        風の中に少し 雨の匂いがするね


        小鳥たちは もう気が付いて 飛び立っていく

        僕たちにも 自然のことば 理解できていたはず

        突然に思える雨に 駆け出す人たち

        どうしてかな?

        聞こえなくなったのは いつからだろう


        公園の木々たち

        過ぎていく風と話をしている

        僕たちは気付いていないだけ


        少し立ち止まって 風や木と話してみませんか?

        隣の僕と 手をつないで

        ふたりの間にも忘れているものは ないだろうか?





        。。。君を 包み込む 。。。


        僕たちを包み込む 空気がいつも

        優しさに溢れているならば

        いつかは すべてがうまくいく


        窓を開けて あたらしい

        風を入れてみるといい

        愛が逃げないように

        ドアを閉めてしまうのではなく

        昨日より 今よりもっと

        大きなものになるように


        僕の愛は 君を包み

        君のまわりにいる人を 包み

        やがて 君を中心にして

        この星を 包み込めるように

        そんな風に 願っていたりする





        。。。 Blessing 。。。


        遠くまで見渡せる この塔の上

        遥かまで海は続き

        緑い大地に広がる営みの灯も見える

        太陽は地平線に沿って巡り

        頭上では星がきらめいている


        風はここから始まり ここへ帰ってくる

        小鳥達がそばに来て 今日見てきたことを話してくれる

        力一杯に生きている生命たちのことを。

        私はいつも 微笑をたたえて風に想いを預けよう

        彼方に息づく生命にも祝福が届くように





        。。。 てんとう虫 。。。


        少しだけ遠回りした帰り道

        道の脇に ふと見つけた てんとう虫


        「ねえ ひとり?」

        「こんなところで 何してるの?」


        そんな風にかけた言葉は

        実は 自分に対する言葉でした


        そんなことに気がついて

        もう一度 見てみると

        てんとう虫の背中には 空が映っていました





       。。。“ しあわせ ”のお手入れ 。。。


        しあわせは 少し淋しがり屋だから

        放っておきすぎるのは 感心しません

        でも 自分のしあわせは なかなか自分では磨けませんね


        あなたの大切な人の しあわせ

        お手入れを 忘れないように

        わかってるつもりでも

        そう思っているのは あなただけかも知れません


        ほんの少しの思いやり

        かたちでも ことばでも

        大切に思っていること 伝えればいいのです


        相手のしあわせが ふっと 光ったなら

        あなたのしあわせも 同じだけ光を取り戻す

        そんなものなんです





       。。。 hazakura 。。。


        花の時期には

        気付かなかったけれど

        桜吹雪 舞い始めると

        その下に 新しい葉が育ち始めてる


        春風の中

        ゆらゆらと揺れている

        青い空 緑色の風

        これから 緩やかな季節の坂道を登っていく

        新しい気持ちを 風にそよがせて





       。。。 恋 。。。


        君と僕とのあいだにある

        愛を

        時折 取り出して 確かめよう


        ふたりの手の中に そっと置いて

        ふたりで 一緒に

        そして

        育っていく 愛の中に

        恋を 忘れないように


        君の たあいのない いたずら

        街でふと見つけた

        僕から君への おくりもの。。。


        いつも 心のどこかに

        君に恋する 僕がいること

        伝えていくよ





      。。。 切ないほどの 願い 。。。


        想いをこめて 空を見上げる人たち

        明日を探して


        胸の前で手を合わせて

        祈りを捧げる人たち

        明日も同じ一日が訪れるように


        それは

        ひとつひとつ ちいさな祈りかもしれない

        この間違いを犯している人たちには

        届かないかもしれない

        でも こんなにも 切ないほどに

        僕たちは 自分のために 愛する人たちのために

        明日を願っている


        変わらず明日が 訪れますように





        。。。見えない太陽。。。


        大切なこの星の 風景

        守る為に 出来ることが見当たらない

        どんなに思っても 届かない想い

        強大な力の前では あまりに無力すぎて


        見えない太陽に

        隠れた星に

        今は祈るしかない


        空を切り裂く

        飛行機雲

        西の空へ 落ちていく





       。。。 こんな気持ち 。。。


        眠りにつくまでに

        あたたかな毛布の中で

        あなたのこと 考えてる


        前よりも 寝つきは悪くなったけど

        眠りは とても安らかで 心地いい

        誰かを愛すること

        誰かが いつも 心の中にいること


        長いこと忘れてた

        こんな気持ち





      。。。 絵本をさがしに 。。。


        電車を待つ間に 喫煙スペースで

        タバコを一本

        少し離れたベンチで待つ 君は

        お出かけ用の 赤い服

        「ちょっと待っててね、一本だけだから」


        今日は暖かな日曜日

        君に新しい 絵本を買いに


        ホームを通り過ぎる電車

        ふと 君を見ると 僕を見てる

        目が合うと 僕の方に手を


        ごめんね

        大きな音 強い風

        こわかったんだね。


        さあ、手をつないで行こう

        君の 絵本を みつけに





       。。。 春の駅 。。。


        「ただいま」

        君は小さな声で そう言った

        駅に降りた僕たち 迎えるように

        少し早い風が 吹いた

        小さな黄色い花 ゆらせて


        君が育った 町


        「はじめまして」

        そう言った僕に 君は微笑んで

        「ありがとう」って 手をつないだ


        歩こう

        今までと同じように

        手をつないで

        これから先も ずっと





        。。。 春の電車 。。。


        ガタン  ゴトン。。

        あなたと 懐かしい町へ 旅に出よう

        開けた窓から 入ってくる風

        桜は つぼみも まだだけど

        少し 春の香りがするね


        きゅうん  ううん。。。

        通り過ぎる 遮断機の音

        ひとつ通り過ぎるごとに 近づいてくる

        あなたの ふるさと


        あなたは僕の肩にもたれ 眠ってる

        春の陽射し 少し

        春のぬくもり 僕の肩で

        気持ちよく揺れてる

        僕も眠くなってきたよ

        遮断機の音 またひとつ 数えながら。。。





       。。。  Interval  。。。


        すこし疲れたら すこし休もう

        大きな 広い場所。。。 海。


        潮風 いっぱい 吸い込んだら

        鳥たちの羽のように

        ひろげた手に 風を受けて

        青空見上げて


        海の底 のぞきこむのに疲れたら

        すこし 目をあげて

        ねえ

        落としたものは 下にあるとは限らないんだよ





         。。。 朝だよ 。。。


        訪れた朝に 僕はいつも気付くのが遅くて

        君が開けたカーテンから 差し込む眩しい陽射し


        一日に一度 僕を起す時にだけ

        ベッドに上がることを許されてる 小次郎が

        僕の目の前で 吠える

        今朝も ありがと。

        もう 起きるよ。


        コーヒーと

        僕の好きな ぶどうパンの焼ける匂い


        朝のニュースは 消して

        大切な一日の始まりだから

        世の中の出来事は 電車に揺られながらでいい

        今は君がTVから仕入れた

        天気情報教えてくれたらそれでいい


        いつも 素敵な朝

        君と 小次郎と いつまでも

        寝ぼけまなこの 僕と





        。。。 夕凪の中を 。。。


        陽が傾いて 昼から夜へのグラデーション

        今は ちょうど 夕暮れあたり

        長く伸びた影に とらわれるのは やめて

        遠くに見える あの海まで

        この坂道 一気に駆け下りて

        自転車で 走っていこう


        さあ 行くよ!

        勇気なんていらない

        ペダルを 一回 踏めばいいんだ


        夕凪の中 ひとり風を受けて

        夕陽に キラキラと輝く 涙の粒が散っていく

        たくさんの流れ星のように

        止まっていたはずの 風が動いてる

        それは 私が走っているから。。。





       。。。 そして 真夜中に 目が覚めて 。。。


        君たちが 夢を見ている間に

        僕は 真夜中に ふと目が覚めることがある


        君の穏やかな寝顔

        ふたりのベッドのそばで 丸くなって眠る小次郎

        僕にとって 大切なふたりとの この毎日

        明日も 明後日も その先もずっと

        このしあわせを 守り続けていけるように

        僕にできる 最大限のことを

        そして もし 僕が自分を信じる力をなくした時は

        そっと 教えて 新めて愛してくれていること

        ことばで ことばでなくても仕草で


        今のこのしあわせを 忘れないように

        きっと 神様が時折 僕を目覚めさせる

        僕は そう思っている



        五つ前の「真夜中のチーズケーキ」
        からシリーズで書いてみました。
        物語風に。





      。。。 しあわせな コーヒー 。。。


        ふたりの一日の終わりには

        ソファにすわって コーヒーを


        いつも たっぷり話をする時間が

        取れるわけじゃないから

        とても 大切な時間だよね

        でも 週に何度か 僕の膝に 特別ゲスト

        起さないようにと 小声で喋る ふたりに

        今夜も 小さな声で 寝ごと言ってる 小次郎

        かわいい耳まで 動かして


        一日の終わりのコーヒーは

        “ 今日もお疲れさま ” って

        いつも 僕が淹れるのに。。。

        今夜は コーヒーも 特別

        いつもは 入れない砂糖を ひとつ


        ほら 覚えてる?

        初めてのデートの時

        お砂糖は? って聞かれて

        思わず “ ひとつ ”って。

        君が スプーンで

        僕のコーヒー 混ぜてくれることに

        しあわせ感じたりして 単純だよね


        小次郎のおかげだね

        今夜も 僕にとっては

        “ しあわせなコーヒー ”





    。。。膝の上の 世話の焼ける 天使。。。


        あのね

        動けないよ


        深夜映画見ながら

        座ってた僕の膝の上で

        眠っちゃった 小次郎


        なんかさ いいよね。。。

        ちょっと 世話の焼ける 天使

        僕たちの時間も 小次郎の寝息のように

        ゆるやかに 過ぎるみたい

        君も そう思う?


        まだ 小さな背中が 寝息に合わせて

        上がったり 下がったり

        でも 目の前の

        テーブルの上の コーヒーに手が届かない。。。


        あっ ありがと。





       。。。小次郎は パスタが好物。。。


        海を見ながら 寂しそうなうしろ姿

        勝手につけた名前が 小次郎

        僕に海辺から ついて来た仔犬


        沖を見ながら 何を思っていたのかな?


        今は 寂しくなんてないよね

        毎日 部屋の中 駆け回って

        すっかり 彼女と 僕と 小次郎と

        仲のよい同居人


        スパゲティの好きな 小次郎

        クリームソースが 好物の変なヤツ

        お口の周りに 白いひげはやして

        時々 むせたりする

        よく噛んで 食べないとダメだよ

        大切な 家族なんだから


        だけど ひとつだけ 気に入らないのは

        彼女の作った リコッタチーズのパスタの方が

        どうも 好きだってこと

        だって 食べ方が 全然違うんだよね





    。。。日曜日には 時間をかけて料理をしよう。。。


        食べ終わった お皿の上に

        フォークとスプーン

        キレイに重ねて ごちそうさま。


        私が食べ終わるのに 合わせるように

        台所へ立つ あなた

        オーブンから取り出したのは

        少し前に 焼き上がったチーズケーキ

        黙ってていても 匂いでわかっちゃうよ


        それにしても せっかくの日曜日

        どこにも出掛けずに 買い物だけ

        丸一日かけて あなたの料理に

        付き合わされた 私の顔は もちろん笑顔


        ちょっと待ってと

        珈琲淹れて 音楽まで変えて

        こんな休日も たまにはいいかもね

        チーズケーキ通の 私としては

        あとは デザートの味次第


        日曜日には 時間をかけて料理をしよう

        今度は あなたのために





     。。。 真夜中の チーズケーキ。。。


        こんなに寒い夜も

        僕の隣には 君がいる

        空の三日月は 星たちと

        仲良く輝いてるよ


        こんな時間に チーズケーキさがして

        夜の街 走るなんて

        ちょっと 変わった ふたりだよね

        とうぜん 君のお気に入りのパティスリー

        開いているわけもなくて

        ステアリング握る 僕の横にいる

        チーズケーキ通 うならせるケーキ

        誰か 分けてくれませんか

        神様でも いたずらな天使でも


        12時前の街

        新しい明日が 訪れる

        これから先 何度でも君と僕に

        街を行く人々も 北風を理由に 肩を寄せて

        この時間 きっと しあわせの数のほうが

        多いと思わない?

        だけど 当面の問題は チーズケーキ


        街のオアシス? ホットステーション?

        夜中の街で見つけた チーズケーキ

        『 絹 れ あ 』

        名前に惹かれて 買ったけど たぶん大丈夫

        ベイクドじゃないけど


        今 ちょうど この道の

        つきあたりに 月が見えてる

        隣にいる 君は 安心して眠ってる


        こんな 寒い夜にも

        僕の隣には 君がいる

        優しい寝顔で

        空の三日月は 星たちと

        仲良く輝いてるよ


        君はきっと

        夢の中で

        とびきりの チーズケーキ食べてる





         。。。 虹 。。。


        虹をさがして 歩く必要はないよ

        時が来れば 訪れる

        まるで夢のように 目の前にあらわれる

        待ち続けている毎日を ぼくとふたりで

        次々と訪れる今日を 新しい気持ちで

        過ごしていこう


        いつも あなたは あなたを大切にして

        そう 僕も あなたを大切にしていくから

        そして あなたの 心の中に

        もしかしたら 僕が虹を かけられるといいね





         。。。海へ 何度でも あなたと。。。


        昔 僕らは 大きな海の中を泳いでいたんだよ

        出会うべき人を探して 歩いていくべき道を求めて


        大きな海の中を泳ぎ あなたと出会い

        やがて ひとつの川を見つけ 力の限り上っていく


        夢をたどることは いつもたやすい訳じゃないけど

        僕のとなりには あなたがいるから ここまで来れたよ


        いつか ふたりで 川の最初の一滴を

        見つけることが出来たら しあわせだね


        そうしたら それから

        森を守る動物達や 鳥たちの憩う 大きな木に宿り

        たくさんのしあわせを ふたりで作ろう


        もしも 時が訪れたなら

        ひとつの滴となって 空に昇りながら

        大きな木 ふたりで上ってきた川

        二人の出会った海 見下ろしながら 空へ


        そしてまた きっと ふたりで海へ 何度でも あなたと





      。。。 とほほ な クリスマス 。。。


        こんなはずじゃなかったと

        うつむくのは よそう

        どうせ 一人のクリスマス〜☆


        見栄をはって買ってきた いつものケーキ屋さん

        ケーキ ふたつ。。。

        チーズケーキと フォレ・ノアール

        ホントは ショートケーキと迷ったんだ

        ふたりなら ひとつずつ だけど。。。

        って考えてもやっぱり 寂しいね

        だからこそ 来年への誓いを 新たに


        今 次のクリスマスの 約束の人が

        同じように一人で

        フォーク くわえてるかもしれない


        一人寂しく

        あかしやサンタ 見てるかもしれない


        来年 きっと会おうね! ってことで。

          よろしく!





      。。。4度目の Merry Merry Christmas。。。


        グラスの横に 色鉛筆

        ちょっとしゃれた この店のサービス

        テーブルクロスに ふたりの出会いから

        思い出しながら 書いた

        一年に三色使うと ちょうど十二色


        運ばれてきた ワイン

        覚えてる?

        君と初めてのデートで

        オーダーした ピノ・グリ

        緑色で上手に 君がデッサン


        今年の君も 待ち合わせに 5分遅れ

        ある意味 時間に正確だから

        君が走ってくるところ 想像できるんだよね

        そんな君が 僕に毎年くれるのは 時計だったりするから

        可笑しいけど 君はいつもすまし顔で

        “ 一年分の時間を僕に ”って なんか照れるよね


        君が三年目のところで四色も使っちゃうから

        去年までのことをクロスに書いたところで残ったのは

        白と金色 もっと考えてくれなくちゃ


        デザートが運ばれて

        君が至福の時を 過ごしているうちに

        白い色鉛筆?で 白いテーブルクロスに僕が書いた

        “ 約束 ”を君に 今年のプレゼントにあわせて


        残ってる色鉛筆で 上から塗ってみて

        僕の想いが 浮かび上がってくるから

        君の耳で 月と星のピアスが揺れる

        愛しい君の笑顔とともに


        そう いつまでも僕は

        君に笑顔を運ぶ サンタさんでいられるように





       。。。Merry Merry Christmas。。。


        snow ballの メリークリスマス

        いつもの街路樹が きらめいてるね

        真夜中まで 鳴り止まない

        この街の ジングルベル


        街角の サンタクロース

        携帯をチェックしてる

        届け忘れた プレゼント

        催促のメールかな?


        待ちわびた クリスマスイブ

        プレゼントは 手渡すタイミングも考えて

        信号待ちで さりげないkissなんてのも

        ちょっとした プレゼントなのかな


        つないだ君の手に 昨年あげたリング

        耳元には 一昨年のプレゼント ピアス

        二人で迎える 三度目のメリークリスマス

        今年も ピアスなんだけど来年はどうする?


        君とめぐるシーズン 幾つめを数えても

        楽しみにあふれているよ

        君に 新しい メリークリスマス


        来年のプレゼント もう考えてあるよ

        ふたつめのリングと 大切な約束

        今はまだ 君に内緒だけど

        君のための 頼れる サンタさんになるよ





       。。。 message 。。。


        心から出てくる言葉は

        やさしさに 溢れたものでありたい

        あなたの 瞳の涙さえ

        暖かく変えることが できるほどに


        小さな太陽を 心に抱いて

        やさしく光る 星に 耳を傾けて

        伝えたい

        生きるって 悪いことばかりじゃないと

        どこかに

        あなたを必要とする人が いることを


        やさしさは 沁みこんで行くもの

        いま あなたの瞳から落ちる涙のように


        伝えたい やさしさを 。。。





        。。。 新しい つばさ 。。。


        飛べないことを隠すのはやめて 悲しすぎるから

        上手な嘘でありもしない翼 つらいだけだから

        乾いた涙のあとも 残った胸の傷痕も


        どうぞ この腕の中へ

        心配は すべていらない

        あなたが今まで 私にくれた

        その喜びを 今 あなたに

        新しい 翼として。。。





         。。。 passage 。。。


        星を見る時 僕らは何を考えるの?

        星がこの地球を見る時 宇宙は何を考えるの?

        数百年、数千年後 この星はここに浮いているのだろうか?

        僕達がそのために何かできること

        考えることはないのかな?


           passage of time


        地上は 再び生まれたての星のように

        海は蒼く 大地は緑く 風も青ければ

        きっと僕達が 生まれてきた意味がある

        蒼い海に船を浮かべて いるか達と話をしよう

        満天の星の下で 愛する子供達に夢を語ろう


           Time to pass


        過ぎていく毎日

        消えていく星達

        空は 遠く  星は 遠のく

        それじゃ、だめだよ





     。。。ありがとうを ひとつ ふやして。。。


        ありがとう を

        もう ひとつ ふやして

        心に水をあげようね


        優しいことば

        木々に降る 優しい雨のように


        ありがとう

        そう言った あなたも

        とても優しい顔をしているね





      。。。陽だまりの中で 少し 涙をためて。。。

        キミが いつもいた 陽だまりの中で

        まどろんでいる 少し 涙をためて


        キミとは 小さな頃に 公園で出会い

        同じ時間を 一緒に過ごしてきたね

        いつもは 知らないフリなのに

        悲しい時は 何故か

        そばで鳴いてくれた

        本当に キミは優しかった

        いつも 穏やかな時間を くれたね


        キミは 僕よりも短い時を

        僕と ともに生きた

        風の通り道 まどろみの中

        季節の香り見つけて

        空に向けて 少し顔を上げてる

        スナップが 心に残ってる


        キミ達は 時が訪れると

        「ひとりで生きてきた」 そう言うように

        ひとりで旅立つのが 普通だと聞いた

        だけどキミは

        僕たちの見守る中で

        静かに 風の中へ 帰っていった


        あれから少し 時間が過ぎて

        やっと落ち着いたよ 僕も


        キミのように 陽だまりの中で

        まどろんでる 少し 涙をためて


        手の中で キミの鈴が ころがる

        ひとりじゃないよ って言うように





       。。。 あの 星の空へ 。。。


        夜の海の向こうに 星の空

        波の数だけ 星はきらめき

        僕等を 待っていてくれる

        深い 深い この海

        広い 広い あの星空


        悲しみに出会って

        なくしたと 思っていたものは

        やがて

        海を行くための 尾となり

        空を飛ぶための 羽になり

        僕等を

        あの 星空へと導いてくれるはず

        悲しみの深さを 優しさに変える力を

        僕等は どこかに持っているから





        。。。それでも 僕たちは 恋していよう。。。


        確かなものは沢山はない もう この星には

        わけも知らされずに 消されていく 生命

        どこかの誰かの 欲望の為に 跡形もなく


        人はこの星を 蝕んでいく 確実に

        何年かの 明るい未来の為に

        その先の ことは どうするんだろう?


        それでも。。。

        宇宙の中で この星は輝いて見える

        今夜 ここから見える 沢山の星々のように


        たとえ どんな小さな力に過ぎなくても

        僕たちは 恋をしよう

        この星は救えない 沢山の人は救えない 僕の力では

        だけど あなただけは守れるように

        いつまでも恋していよう

        あなただけなら 僕のこの手で 守ってみせるから





    。。。ゆっくりでも あなたが迷わないように。。。


        夢の羽が 雨にぬれたら

        雷の中 行くのではなく

        大きな木の 優しい想いの中で

        羽が 乾くのを待とう


        目指す空が 雲に覆われて

        頼りの星が 見えないのなら

        今夜は 羽を休めて

        雲が切れるのを 待とう


        僕達の夢は

        鳥たちのように 遠くをめざす旅

        そんな中で あなたと出逢い

        そうして また いろんな人と出会い

        この先も 夢は続く


        雨は上がり 虹がかかり

        きらめく空気の中を


        雲は切れて 星が見えて

        ゆっくりでも あなたが迷わないように





      。。。しあわせを探すことに 少し疲れた夜は。。。


        しあわせを探すことに 少し疲れた夜は

        森へおいで

        元気になれる 魔法の呪文 教えてあげるから


        長い夜に 書棚の森

        探して やっと見つけたんだ

        古より伝わる 魔法の書


        手に取ると めくる度に ゆれる ことばたち

        “ 月のしおり ”のはさまれた 頁をそっと開けば

        星屑のアンダーライン

        指でたどれば 弾けるように こぼれ落ちる星屑

        そして 今 呪縛から放たれたように

        “ ことば ”たちが 頁を離れて 星空に昇っていく

        ゆるやかに 曲がりながら

        そう 森の中へ続く 道のように


        さあ 行こう

        眠りについた鳥たちを 起さないように

        飛べない箒は もう少し

        そのまま 休ませてあげよう

        大丈夫 もう 君の靴は 空も飛べるから


        しあわせを探すことに 少し疲れた夜は

        森へおいで

        ひとりで 泣いていないで。。。





     。。。大切なことは 君の中に詰まってる。。。


        話をしよう いろんなこと

        今日のこと 君のこと 感じたこと 考えたこと

        大切なことは 君の中に詰まってる

        だから 話して聞かせて


        君のことなら どんなことでも

        気が付けるようにしていたい

        楽しいこと 悲しい気持ちや 淋しげな心は

        君が話す前に わかることが出来るように


        話をしよう いろんなこと

        大切なことは 君の中に詰まってる

        いつも ふたりは SIMPLEでいられるように





       。。。ボンゴレ ・ ヴィアンコ。。。


        大きなお鍋に たっぷりのお湯が沸いて

        下ごしらえは

        あさりとオニオン 白ワインを少し。。。


        この前まで 80グラムだったパスタが

        200グラムに増えても

        茹でる時間は 変わらないんだね


        一人で過ごした 私の時間

        あなたと過ごす 二人の時間

        時の 長さは同じはずなのに

        早く感じてしまうのは とても不思議 。。。


        ホラ 茹で上がりを知らせるタイマーが

        もう 鳴ってる 。。。



   *オリーブオイルと一緒にラードを少し使うと

    風味が良くなるそうです。





       。。。 シンクロニシティ 。。。


        君の手についた 絵の具の色は

        僕が育った 空の色と似ている

        僕が描く 風の風景は

        君の町に吹く 風と似ているね


        ところどころ シンクロしている

        ふたつの 物語

        懐かしさに似た 想い

        君と出会って 眠っていた記憶が

        目覚め始めたみたい


        ふたりで新しい絵を 描き始めよう

        君の空と 僕の風と 形になっていく想い


        君の空は 僕の空に

        僕の風は 君の風に

        想いが 重なっていく

        眠っていた記憶 たどるように





         。。。星のことば 。。。


        あなたの心に触れたいと思う

        ただ静かに空で光る 星たちのように

        優しく頬をなでる そよ風のように

        あなたの心に触れて

        優しさや 心のゆとり といったものを

        届けることが出来たなら。。。


        夢は捨てないで なんて余計なお世話?

        思いは届くものだよ なんて無責任?


        だけど 人が好きだから

        そんな風に 励まされてきたから

        あなたにも 届けたい

        星のように そよ風のように

        そう 願っています





     。。。 たぷたぷ バスタイム 。。。


        眠る前に

        お湯 たっぷりの お風呂で

        たぷたぷ バスタイム

        足を伸ばして

        う〜んと 背伸び


        今日もイチニチ いろいろあったね

        笑ったことは お湯をたっぷり含ませて

        心いっぱいに ぷわぷわ 広げよう


        心痛かったことは お湯でふやかせて

        刺さった とげとげ 抜いてしまおう


        今夜もまた 寒いから

        いっぱい 温まって

        ふかふかベッドに すべり込めば

        ふわふわ やさしい夢に つつまれて

        お寝むの クマさんが抱きしめてくれる。。。





。。。 裏山にひとつ 星が落ちた 。。。


        蒼い尾をひいて 裏山にひとつ 星が落ちた

        あの山の向こう側


        願いごとを ひとつ持って

        昨夜の星を探しに

        まだ ヒグラシの鳴く 林の中

        奥へ 奥へと 入っていくと

        深い森  この森の奥へと何かが誘う


        あの星は どこ?


        森の中には

        見たことのない蒼い花が 一面に咲き

        奥の方へまっすぐに伸びた小道の先に

        煌く湖が見える


        ほとりに立って水面から下を覗き込むと

        小さな星の紋章をつけた 魚たち

        沖の方から 私のもとへ

        すーっ すーっ と 尾をひいて現れる


        あまりの美しさに

          どんな願いごとも忘れてしまいそう

        なにか 大きな優しさに

          包まれているような気がして


        湖のそこに光るのは 星のかけら

        数え切れない 願いのかけら。。。


        私の願いを携えた 星の魚

        湖のそこへと ひとつ流れました





      。。。 いつまでも 僕のそばで 。。。


        たとえ この世が暗闇でも

        ボクには あなたがいれば大丈夫


        もし ボクとの間に距離が開くことがあっても

        時折り声をかけて

        そばにいることを教えて


        あなたの声  あなたの暖かさ

        あなたの想い  あなたの強さ

        どんな暗闇の中でも

        空に光る星のように

        行き先を 導いてくれる


        ありがとう

        あなたがボクを想う その強さが

        生きていく勇気を与えてくれる


        ありがとう

        いつまでも ボクのそばで





      。。。 風の吹いてくる場所 。。。


        風が吹いてきた

        僕は一瞬 気のせいかと思った

        風がこんなに 暖かいものと忘れていたから


        凍っていたものが とけてゆくのを感じた

        指の先から 暖かな滴となって 地面に落ちた

        そして そこから緑が広がり

        またたくうちに 花が咲き始めた

        僕はきっと 夢だろうと思ったが

        眼を閉じたままでも 十分に

        陽射しを感じられた


        もう 重いコートも手袋も 必要なかった

        ゆっくりとコートを脱ぎ 手袋をはずし

        足もとに たたんで置くと

        鳥たちが飛んできて

        そこに巣を作り始めた

        僕は いとおしい気持ちで 胸が

        一杯になっていくのを感じたー


           そして


        その風が吹いてくる方向へ振り返ると


        そこに あなたが いた。。。





  。。。小さな手に握りしめた未来のために。。。


        安らかな寝顔

        そばには 柔らかな

          ライオンのぬいぐるみ


        あなたの夢に 優しさを届けたい

        夜空から聞こえる 音楽と

        瞬く星の ことばに のせて


        かけがえのない愛で

        あなたを つつみ

        これから先の 不安や 悲しみから

        できる限り 守りたい

        優しく見守る 星のように


        その小さな手に にぎりしめた

        あなたの未来のために...





     。。。 チョコレートケーキのしわざ 。。。


        ごくフツウの コーヒーカップ

        大きな マグカップでもないのに

        キミの顔 隠れちゃいそうだね

        お父さんのコーヒー? おいしい?


        おくちのまわりの 茶色いものは

        チョコレートケーキのしわざだね


        もの珍しそうな眼差しで 僕を見つめて

        僕に何か言いたいの?


        わずか十数秒の 眼での会話

        キミの顔見てたら 思わず僕

        ニコッ てしちゃったよ


        ムズカシそうな顔してるネ って

        言ってたんだね

            笑顔 ありがとう!


        僕もチョコレートケーキ 食べてみようかな?





          。。。 出会い 。。。


        あなたとの出会いが もしも 約束ならば

        あなたにあげるべきものが 何か あるはず


        きっと ここからが始まりなんだろうね

        僕は そう思うよ


        いつもやさしさを わけあって

        偽らない想い伝えよう

        騙したり 騙されたりの 駆け引きなんて

        もう 十分だよね


        芽吹いたばかりの

          小さな花に水をあげるように

        いつまでも 愛してるっていうよ

        挨拶になってしまわないように 心を込めて


        これから ずっとあなたのそばにいて

        僕があなたにあげるべきものをさがしていこう

        僕は そう思うよ






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